漂白と漂白

木々が黄葉に色付き始め、煌びやかな秋の始まりを告げる甘く清々しい金木犀の香り。
近頃、何気なく淹れたコーヒーの余韻がなぜだろうか舌の上でこうも長く続くのは。おそらくそれはこの季節のせいなのかもしれない。やっぱりただ豆を変えただけなのかもしれない。加速する秋に全集中、上西本店のTです。
本日のテーマは「漂白」
・紙の呼吸
挽いたコーヒーの粉を紙フィルターを通して抽出する方法を、「ペーパードリップ」と呼びます。
一般的にすっきりしたコーヒーになると言われ、日本人が慣れ親しんだ、日本でもっともポピュラーな淹れ方です。
ペーパードリップで使用する紙フィルターは、漂白されたものと未晒し(漂白されてない紙本来の色)があり、未晒しはわずかながらの紙の匂いがカップに移るとか移らないとか。
淹れる直前にペーパーを湯通しすれば匂いはほとんど気になりませんのでお試し下さい。


・円錐ノ型
ペーパードリップはドリッパーの形状とサイズで紙フィルターを選ぶのが基本ですが、ここ最近になって円錐型の漂白フィルターに落ち着きました。
むしろ紙フィルターよりもドリッパー次第で味の出方が明確に変わることを学びました。コーヒーアイテムの中でもドリッパーは、ついつい色々なタイプのものを試したくなります。

ここでクリーニングのご紹介。
先日持ち込まれましたこちらのワイシャツ。


ワイシャツをクリーニングに出しても、襟の黄ばみが落ちきれてなかった経験ございませんか?
初期の黄ばみであれば大抵落ちますが、時間が経ってしまったり、汚れが蓄積されていくと一度のクリーニングで取るのは困難を極めます。
今回は漂白シミ抜き加工を施し、黄ばみの除去を行いました。
T自身、ワイシャツの黄ばみのシミ抜きは相当な場数を踏んできたので大抵取れます。もう漂白しすぎて顔が白くなるくらいやりました。自分の名前を書く時、漂白史郎と書いてしまったこともありました。


ワイシャツ以外の白物も真っ白くすることが可能です、是非一度ご相談下さい。
・あとがき
春から続く新型コロナウイルスの脅威はいまだ去っておりません。一日も早くこの事態が終息し、平穏な日常を取り戻せるよう心から願っております。
